障害者アートについて


ユウの家とアートとの出会いは、運動団体ユウ(YOU)の家として活動していた平成14年4月まで遡ります。余暇支援の一環として、障害児・者とその兄弟とが集い、絵画教室(ワイワイクラブ)が誕生しました。当初は小学校1年生から4年生までの6名と成人1名からのスタートでした。
こつこつと製作作業を続けた2年間、完成した数多くの作品を披露する機会を設けたいと、手作りの絵画展を開催しました。それが平成16年1月の「第1回ユウの家絵画展」です。絵画展では当事者たちが毎日のようにクラスメイトや先生、近所の方々、親戚たちと会場に訪れ、自分の作品や絵画展を誇らしげに案内していた様子に感動したことを覚えています。絵画展を何よりも喜んでいたのは当事者である障害児・者たちでした。社会で一つでも自慢できること、評価されることがあるということは、当事者たちにとって大きな自信へと繋がり、今後の生活における励みになるということを改めて教えられた機会となりました。
こうした経験から、アートを通じた障害児・者たちへの支援を継続していこうと思い、今も活動を行っています。平成16年4月にユウの家の作業所を開設した時からは、ユウの家作業所の利用者たちも絵画クラブに参加しています。今では小、中、高校生はワイワイクラブに、他の事業所に通所している人や就労している人はアートクラブに、ユウの家の利用者たちは絵画クラブ(atorie-you-)にそれぞれ参加し、みんな一生懸命に作品作りに取り組んでいます。完成した作品は「ユウの家絵画展」や「ノーマライゼーション絵画創作展」、「堺市の障害者作品展」に毎年出展しています。
毎年開催してきた共同のユウの家絵画展も次回は記念すべき第10回目を迎えることになりました。平成25年1月に堺文化館3階にて「第10回ユウの家絵画展」を開催予定です。
平安末子